人生の中でも特別なイベントである結婚式は、理想を叶えようとしたりおもてなしを重視し過ぎたりすると思った以上に費用がかかってしまいます。また、お金がないからと始めから結婚式を諦めている人もいるかもしれません。しかし、払えないから結婚式は無理だとすぐに諦める必要はありません。

式の内容や日取りを工夫するだけでかかる費用は大きく変わりますし、式場によっては後払いやクレジットカード払いが選択できますので、全額用意できなくても挙式が可能なケースも多々あります。

こちらのサイトでは結婚式の費用が足りないと感じているカップルにおすすめの対策をまとめました。一生に一度の特別な結婚式を挙げるためにぜひ参考にしてください。

結婚式はどれくらいお金がかかる?

結婚式費用01

結婚式を挙げるとどれくらいお金がかかるのかをまとめました。

全国平均は約350万円

ゼクシィ結婚トレンド調査2019によると、結婚式・披露宴にかかる費用の総額は全国平均で354.9万円です。

金額は地域や招待人数などさまざまな条件によって前後するものの、300万円以上はかかると考えたほうが良いでしょう。400万円を超える式もめずらしくありません。

また、結婚式費用だけにとらわれがちですがこの他にも新居・家電などの新生活費用や新婚旅行にもまとまったお金が必要なことを忘れてはいけません。

多くのお金が必要ですが、一生に一度の結婚式なのでお金が足りないからとあきらめるのではなくこだわる部分と削れる部分の見極めが大切です。

最終的な自己負担はご祝儀分で半減

結婚式にかかる費用は354.9万円ですが、すべてを新郎新婦で負担するわけではありません。

披露宴では招待客からご祝儀をいただきます。ご祝儀は友人や同僚から3万円、親族からは5万~10万円が一般的です。

ゼクシィ結婚トレンド調査2019によるとご祝儀分と相殺すると実際の自己負担金の平均は149.5万円です。

50万円と150万円ではずいぶん印象が変わりほっとしますが、費用は前払いと決められている式場が多く、いったんは全額準備しなくてはならない可能性が高いのが現状です。

結婚式の費用が払えなくなってしまう主な要因

実は、式場と契約した時点では問題ないと思っていても、最終見積もりの金額を見て焦ってしまうカップルが多い傾向にあります。払えなくなってしまう要因は主に2点あります。

招待客が想定より増えたから

結婚式を検討し始めた時よりも招待客が増えると結婚式の総額も高くなってしまいます。料理や引き出物の価格にもよりますが、大体招待客が10人増えると結婚式費用が30~50万円上がると言われています。そのため、付き合いが多く招待客がどんどん増えるとあっという間に100万円オーバーとなる可能性もあります。

一度招待した方をお断りすることはできませんので、招待客の増加により費用が増えすぎてしまった場合は装花代や衣装直しなどの部分で節約できないか検討する必要があります。

オプションを色々つけたから

予算オーバーする一番多い要因がオプションです。

結婚式場で始めに出される見積もりは最低限のプランで提示されるケースがほとんどです。料理や装花・衣装直しの回数など一番安いプランで組まれているため予算内に収まっているように見えますが、実際に話を詰めていくと料理やドリンク・ペーパーアイテムなどランクアップが重なるケースが多いです。

また、お色直しの回数が増えたり演出が増えたりなど新郎新婦の理想を叶えようとすると、どんどんかかるお金は増えていきます。

オプションによる費用増加を抑えるためには、式場決定の時点で担当者に上限予算を伝えておくことが大切です。ここまでしか出せないと伝えておけば、プランナーも予算内での最善策を提案してくれるでしょう。

結婚式費用を支払うタイミングは?

以前は一括振込の前払いで結婚式費用を支払うのが主流でしたが今は前払いに限らずさまざまな支払方法や期限が設けられていて、自己資金が不足しているカップルでもご祝儀から支払える会場もあります。

会場決定時に内金が必要

費用総額の支払い前に忘れてはいけないのが内金です。

予約金、前金などとも呼ばれ、会場申し込み時に5~20万円程度の内金を支払うのが一般的です。内金の支払いをもって会場の予約が確定しますので、定められた期限までに支払えないと会場の仮申し込みがキャンセルとなってしまう場合もあります。

また、内金支払後に会場申し込みをキャンセルすると、内金が戻ってこないケースが多いため注意しましょう。

申込金は費用総額の一部なので、最終精算の際には申込金を引いた額を支払います。

前日までの前払い

多くの会場で採用しているのが前日までの前払い方式です。

結婚式は大きな額が動きますので会場側もリスクを負いたくはありません。そのため、結婚式の数日前までに全額支払いと定めている式場が多いです。

前払いでは現金振り込みが主流ですが、クレジットカードが利用できる式場もあります。

前払いのメリット

前払いには次のようなメリットがあります。

前払いのメリット

  • 結婚式の後が楽になる
  • すっきりした気持ちで当日を迎えられる

結婚式の前日・当日は思った以上にばたばたしますので、支払いを済ませておくと気持ちに余裕をもって当日を迎えられます。

前払いのデメリット

一方、デメリットもあります。

前払いのデメリット

  • いったん全額自分たちで負担する必要がある

ご祝儀をいただく前に全額支払いますので、全て自分たちで負担して支払う必要があります。結婚式当日を迎えればご祝儀をいただけるとは言え、いったんは全額用意しなくてはいけません。

当日の支払い

結婚式当日の支払いを選択できる会場もあり、結婚式・披露宴が終了した後に精算を行います。会費制パーティーなどを行う場合は当日支払いとなるケースが多いです。

当日払いのメリット

当日払いのメリットは次の通りです。

当日払いのメリット

  • 参列者からいただいたご祝儀を支払いに回すことができる

全額を自分たちで負担する必要がありませんので、手持ちの現金が不足していても問題ありません

当日払いのデメリット

当日払いには2つのデメリットがあります。

当日払いのデメリット

  • 式や披露宴の終了後に感動に浸れず、ご祝儀を開けて集計する必要がある
  • ご祝儀が想定していた額と異なるケースがある

結婚式・披露宴を終えると新郎新婦はほっとして疲れが出るものです。また、急いで二次会に向かう必要があるかもしれません。

そのような状況の中、いただいたご祝儀を開封して記録・集計するのは思った以上に大変です。当日払いを選択する際はあらかじめ親族数人に声をかけておき手伝ってもらうと良いでしょう。

また、いざ集計してみたらご祝儀が想定していた額に達していないケースもあります。特に多いのが親族からのご祝儀が思ったより少なかったパターンです。念のため現金を多めに用意しておきましょう。その際、式の間は会場の金庫に預けるか親族に預かってもらいましょう。

結婚式後の後日払い

中には結婚式当日よりも後に支払期限を設けている会場もあります。結婚式終了後何日以内に支払うようにと指定されますので、遅れないようにしましょう。

後日払いのメリット

後日払いには2つのメリットがあります。

後日払いのメリット

  • 参列者からのご祝儀を支払いに回せる
  • ゲストからのお祝い金、給与振り込みの兼ね合いなどを見て、支払いを検討できる

ゲストからのご祝儀を支払いに回すことができますので、一時的にでも自分たちで全額負担する必要がありません。また、あわただしくご祝儀を集計する必要はありませんので、自宅で落ち着いて支払い計画を立てることができます。

後日払いのデメリット

後日払いは大変便利ですが、敢えてデメリットを挙げるならば次の2点でしょう。

後日払いのデメリット

  • 式後すぐに新婚旅行に行く場合は誰かに支払いを頼む必要がある
  • 後払いを利用できる式場が少ない

式の翌日や翌々日から新婚旅行へ行くならば誰かに支払いをお願いするか、結婚式当日までに支払いを済ませる必要があります。

また、そもそも後払いを利用できる式場自体が非常に少ないため利用しづらい点もデメリットです。

結婚式費用の支払い方法

結婚式費用02

以前は銀行振込か現金一括払いが多かった支払方法ですが、現在は無理のない範囲でカード払いやローンを組み合わせた方法を提案してくれる式場もあります。

選択できる支払方法は式場によってさまざまですので、支払いに不安を感じる新郎新婦は会場を決定する際に利用できる支払方法をチェックすることをおすすめします。

銀行振込で支払う

指定された期日までに式場の専用口座に振り込む方法で、多くの会場で採用されています。

銀行振込のメリット・デメリット

都合のいい時間に支払いできるため大変便利ですが、インターネットバンキングやATMからの振込は一日の限度額が決められているため注意しましょう。限度額を超える場合は銀行の営業時間内に窓口で振込を行いましょう。ATMから何日かに分けて振り込んでも良いのですが手数料がかかってしまいますし、銀行窓口ならば間違いがないか銀行員と確認できますので高額振込でも安心です。

また、必ず支払期日までに現金を用意する必要があり用意できたとしても貯金をすべて使い切ってしまうようではその後の生活に影響が出てしまいます。計画的に資金計画を立てて支払いましょう。

現金一括・二回払いで支払う

振込ではなく現金を直接式場に持って行き支払う方法です。

決められた日に一括で支払う方法と2回に分けて支払日を指定される方法があり、2回目の支払いは式の当日に行うケースもあります。

現金払いのメリット・デメリット

面倒な手続きは不要で手数料もかかりませんので余計な手間がかかりません。また、すっきりとした気持ちで当日を迎えられる点がメリットですが、デメリットもあります。

一番の欠点は高額な現金を持ち歩く必要がある点です。多額の現金を持ち歩くリスクを少しでも減らすため、式場近くの銀行で口座から引き出す、複数人で移動するなど安全面に注意して受け渡しましょう。

また、振込払いと同様に必ず支払期日までに現金を用意する必要がありますので、計画的に資金計画を立てましょう。

クレジットカード払い

近年ではクレジットカード払いに対応している式場も増えてきました。しかし、カード払いを選択しても予約金は現金で支払う可能性もあります。

クレジットカード払いのメリット・デメリット

クレジットカード払いは通常一括・二回払いならば手数料がかかりません。また、カードによってはポイントが付与される点は大きなメリットです。

式場によっては分割払いやボーナス払いも選択できますので、手数料はかかりますが負担を分散させることができます。ただし、リボ払いは金利手数料が大きくかさみますのでおすすめしません

クレジットカードの支払いは毎月の利用上限額が決められていますので事前に確認してください。限度額を超える場合は、結婚式費用の支払いをしたい旨をカード会社に連絡しましょう。審査はありますがその月だけ限度額を引き上げてもらえる可能性があります。

カードを複数枚持っている人は、複数に分けた支払いが可能か担当者に相談してみましょう。

カード払いは大変便利ですが、式後にハネムーンを控えている人は限度額の関係で旅行先でのカード利用ができなくなる可能性もありますので注意が必要です。

結婚式の費用を抑えるための対策

結婚式費用のさまざまな支払いタイミングや支払い方法をご紹介しましたが、それでも支払いに不安を感じる人はより費用を抑えて式を挙げる方法がないか探してみましょう。

おすすめする対策は次の通りです。

まだ式場や日取りを決めていない人の対策

まだ日取りや式場を検討中の新郎新婦は、日時や式場によってかかる費用が大きく変わりますので検討してみてください。

繁忙期を避けて日取りを決定する

強いこだわりがなければ、人気の季節を避けると費用の節約が可能です。

過ごしやすい気候に恵まれる5月・6月・10月・11月は結婚式を挙げたいカップルが多いため割高になります。一方、真夏や真冬、連休の中日などは結婚式を挙げたいと考える人があまりいないため式場側もお得なプランを打ち出すなどして予約を獲得しようとします。式場にもよりますが、繁忙期よりも閑散期の方が50万円ほどお得になる傾向があります。

ただし、お盆や年末年始などは参列者の都合がつきにくいケースもありますし、冬の結婚式は雪の影響でゲストの到着が遅れるなどのトラブルも考えられます。参列者の年齢層や地域によって向き不向きがありますので、両家の親と相談してから決定することをおすすめします。

また、日程に関わらず夕方開始の結婚式はお得に挙げられる式場が多いです。終了時間が暗い時間にはなりますが、季節を変更したくない方は検討してみましょう。

人気のあるお日柄を避ける

過ごしやすい気候の季節だけでなく、お日柄の良い日も結婚式の日程として人気があります。

日本では大安・友引は縁起が良いとされ、おめでたいイベントを開催する日程に選ぶ人が多いです。季節と同様に人気のあるお日柄は式場が割引をしなくても予約が入るため割高になる傾向があります。

一方、仏滅は縁起が良くないとされているお日柄ですので、結婚式の日程としては人気がありません。そのため、式場が仏滅特別プランなどの割引を用意しているケースが多く、その他のお日柄よりもお得に挙式が可能です。

ただし、新郎新婦がお日柄を気にしなくても両家の親や親戚の中に気にする人がいるかもしれませんので、決定する前に両家の親に相談し了承を得るようにしましょう。

格安ウエディングを検討する

格安ウエディングは自社で結婚式場を運営せず提携会場での結婚式をプロデュースする会社による結婚式で、数多くの会場から選択できます。

スマ婚・楽婚・小さな結婚式などが有名で平均費用は200万円程度ですので、一般的な結婚式場で挙げるよりもかなりリーズナブルです。

料理や衣装、装花などがある程度決められているため選択肢があまりないデメリットはありますが、その分費用が抑えられますので新生活やハネムーン費用に回すことが可能です。

すでに式場と契約した人の対策

すでに式場を決定して契約したカップルは、これから日程や時間帯を変更するとキャンセル料がかかってしまいますのであまりおすすめできません。契約した式場で予定通り挙げる前提でできる対策を行いましょう。

式の内容を再検討する

結婚式・披露宴にかかる費用の中で、変動が大きい項目は料理代・引き出物代・衣装代・撮影代です。可能な限り自分たちで我慢できる部分の節約を検討しましょう

たとえば、お色直しの回数を一回減らせば衣装代を減らせますし、エンドロールなどの映像を作成する予定でしたら本当に必要な演出かを再検討してください。

特にウエディングドレス・和装・カラードレスとお色直しの回数が1回増えると25万~50万円程度の費用がかかります。衣装だけでなくヘアアレンジやブーケ、アクセサリー類もチェンジするためお金がかかってしまうのです。

どうしてもカラードレスも和装も希望するならば、和装は前撮りで楽しみ、当日会場に写真を飾る方法がおすすめです。

料理や引き出物のランクを落とすと大きな節約につながりますが、大幅にランクアップを予定していたケースを除き、参列者が楽しみにしているお料理で安易に節約することはおすすめできません

通常1万円・1万5千円・2万円などとコース価格が設定されていますが、どうしても食事代を節約したい時は、1万円のスタンダードプランから一品だけランクアップさせて1万2千円でお願いするなど個別対応が可能か交渉してみましょう。3千円の違いでも招待客が60人いたら18万円の節約につながります。

費用を抑えても結婚式の費用が払えない時の対策

費用を抑えても支払いに不安を感じる方は、必要資金を集める方法を考えましょう。

両家の親に相談する

結婚式は両家の親にとっても喜ばしいイベントです。親にお金を出してもらうことには抵抗があっても、ゲストからご祝儀をいただくまでの期間借りられれば解決できるかもしれません。ぜひ相談してみましょう。

また、結婚費用については税制優遇が認められていますので、親から贈与してもらう場合でも一定額までは贈与税がかかりません。

贈与税の非課税制度とは

結婚式費用03

人から人へ金銭などの財産を贈与する場合、贈与を受けた人に贈与税が発生します。年間110万円までの贈与はどのようなケースでも非課税となりますが、結婚資金として援助を受ける場合は110万円では足りないケースもあります。

結婚に関しては結婚・子育て資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置が利用できます。

父母や祖父母から結婚・子育て資金の援助を受ける場合は総額1,000万円まで非課税となり、そのうち結婚費用については300万円まで非課税枠が認められていて、2021年3月末まで適用される予定です。

結婚資金の一括贈与を非課税とするためにはいくつかの条件があります。

  • 受贈者側の所得が1,000万円超の場合利用できない
  • 制度が利用できる子や孫は20歳以上50歳未満
  • 両親や祖父母が子・孫の名義で銀行や信託銀行に専用口座を開設し、そこに必要な資金を一括して拠出する
  • 金融機関で結婚や子育てに使用した資金の領収書を提示すると資金の引き出しが可能
  • 贈与を受けた子・孫が50歳になった時点で口座に残っているお金は贈与税対象となる

また、非課税になる項目とならない項目がありますので注意が必要です。おもな項目は次の通りです。

非課税対象非課税対象外
  • 挙式や結婚披露宴を開催するための費用
  • 結婚を機に受贈者が物件を賃借する際に要した費用
  • 結婚を機に受贈者が物件を賃借する際に要した費用
  • 婚活にかかる費用
  • 婚約指輪、結婚指輪を購入するための費用
  • 新婚旅行代
  • 受贈者以外が締結した賃貸借契約に基づくもの

手続きに手間はかかりますが、親や祖父母からの大切な援助金ですので非課税で受け取れるよう手続きを行いましょう。

式場に相談する

費用の支払いに不安があると担当者に伝えて相談しましょう。

交渉次第ではクレジットカードの分割払いや、一部の費用についてご祝儀をもらってからの後払いに変えてもらえる可能性もありますし、このあとご紹介する提携ブライダルローンの利用ができるかもしれません。

また、すでに確定した式の内容を節約できるプランに変更できる可能性もあります。

式直前になると内容変更ができない可能性が高いため、支払えないかもしれないとわかった時点で早めに相談しましょう

ブライダルローンを利用する

プランの見直しや節約をしても費用が支払えない場合、お金を借りることを検討しましょう。

結婚式や新婚旅行、新生活のための費用など結婚に関するお金を借りられるブライダルローンは、どうしても結婚式を挙げたいカップルの心強い味方です。

ブライダルローンのメリット

ブライダルローンのメリットは次の2点です。

ブライダルローンのメリット

  • 費用が足りなくても結婚式を挙げられる
  • 低金利で借りられる

ブライダルローンを利用すれば結婚式をあきらめる必要はありません。不足分をローンで借りて、結婚式後に少しずつ返済することができます。

また、ブライダルローンは使い道が限定されているため一般的なカードローンよりも低金利で借りることが可能です。式場提携のブライダルローンならばそのまま式場で手続きができ、審査に通ると直接式場に振り込んでくれます。

ブライダルローンのデメリット

ブライダルローンにはデメリットもありますので、デメリットも踏まえたうえで利用を検討しましょう。

ブライダルローンのデメリット

  • 審査に通らない可能性がある
  • 金利が発生するため最終的には費用負担が増えてしまう
  • ローンの支払いが結婚後の生活に影響を及ぼす場合もある

ローンを利用するためには審査に通らなくてはいけません。収入や勤続年数などの属性や過去の延滞歴・他社借り入れなど総合的に審査が行われ、返済能力が認められた人しか利用できません。ブライダルローンは金利が低めに設定されているため審査がやや厳しい傾向にあります。携帯端末の分割払いを滞納した過去がありローン審査に落ちてしまう方もいますので心当たりがないか確認してみましょう。

また、お金を借りると金利に応じた利息を支払う必要があります。借りた額以上の金額を返済する必要があることを覚えておきましょう。

最後に一番注意したい点が返済についてです。仮にブライダルローンを組んで結婚式を挙げたとしても、その後の新生活にローンの返済が影響を及ぼす可能性があります。返済に追われ新婚生活を楽しめないようではせっかくの結婚式も苦い思い出に代わってしまいます。返済計画に無理がないかを二人でよく話し合ってからの申し込みをおすすめします

ブライダルローンとフリーローンの違いとは

ブライダルローンは一般的なカードローンよりも低金利で借りられます。他のローンとの違いを比較しました。

【住信SBIネット銀行】多目的ローンとフリーローンの比較

住信SBIネット銀行は多目的ローンを取り扱っています。結婚・旅行・歯科治療など目的別にローン申し込みが可能ですので、資金使途と金額が確認できる書面を提出すればブライダルローンとして利用できます。

カードローンよりも低金利で借入できるフリーローンは使用用途が自由ですので見積書の提出は不要ですが、カードローンのように何度も借りることはできません。

住信SBIネット銀行
多目的ローンフリーローン
金利年2.975%~4.975%年3.775%~12.0%
借入限度額10万円~1,000万円10万円~1,000万円
借入期間1年~10年1年~10年
使用用途支払先に直接振込可能な自己啓発資金、冠婚葬祭資金、家具・家電・インテリアの購入資金、旅行資金、引っ越し資金など自由
担保・保証人不要不要

次のケースで支払利息をシミュレーションすると次のようになります。

借入額200万円・借入期間5年間・最高金利を適用した場合

結婚式費用01

用途が限定されるため多目的ローンの方が低金利で借りることができ、200万円を5年で返済するケースではフリーローンよりもブライダルローンの方が40万円以上利息負担を抑えられます

おすすめのブライダルローン3選

結婚費用の借入におすすめのブライダルローンを3つご紹介します。

住信SBIネット銀行の多目的ローン

住信SBIネット銀行の多目的ローンは、ブライダル資金として契約すると挙式や披露宴・新婚旅行・新居の家具購入費などに利用できます。

変動金利ではありますが2.975%~4.975%の低金利で借入可能で、返済負担を減らしたい新郎新婦にとって魅力的なローン商品です。

インターネットからの申し込みが可能で来店する必要もありませんので、結婚準備に忙しい方でも利用しやすいでしょう。

楽天銀行ブライダルローン

楽天銀行で扱っているブライダル専用ローンです。

金利は7.0%固定、借入金額は300万円までで、結婚式や婚約指輪の購入・新婚旅行などの結婚に関わる費用に利用できます。楽天銀行もすべてWEB上で完結できますので大変便利です。

式場から提示された見積書・予約確認書などの写しを審査申込時に提出し、実際に融資を受けた後も領収証などの写しを提出する必要があります。

JACCSブライダルローン プレシャンテ

クレジットカード会社のジャックスが扱うブライダルローンです。

プレシャンテは6.50%の固定金利で500万円まで借入可能です。提携式場で挙式・披露宴を行う人専用のブライダルローンですが、国内・国外に合わせて400以上の提携式場があります。

ジャックスが式場に直接振込をしてくれますので、忙しい日々でも安心です。ただし、使用用途が挙式・披露宴費用に限定されますので、新婚旅行や新生活準備金としては利用できません

プレシャンテの申し込みには年齢に関する条件がありません。安定収入があれば未成年でも借入できる可能性があります。

カードローンを利用する

ブライダルローンは低金利で借入できますが、見積書や請求書の提出が必要で面倒だったり、式場の担当者にローンの利用を知られたくなかったりといった理由で申し込みをためらう人もいます。

銀行や消費者金融のカードローンでも結婚費用の用意が可能です。ブライダルローンのように目的が限定されませんし、限度額の範囲内で何度でも必要な額を借入できますので大変便利です。ただし、ブライダルローンと比較すると金利が高い点に注意しましょう。

ブライダルローンとカードローンの借入シミュレーションを行うと次のような結果になります。

【楽天銀行】ブライダルローンとカードローンの比較

楽天銀行
ブライダルローンカードローン
金利年7.0%年1.9%~14.5%
借入限度額10~300万円800万円
借入期間最長8年4ヶ月1年毎の自動更新
使用用途結婚式や披露宴などの費用、結婚・婚約指輪などの購入費用、新婚旅行の費用

原則自由

※事業性資金不可

担保・保証人不要不要

借入額200万円・借入期間5年間・最高金利を適用した場合

結婚式費用02

使途自由で魅力的なカードローンですが、返済までのシミュレーションを比較すると支払利息に44万円以上もの差が生じてしまいます。

 

カードローンは返済の負担が大きくなりますので、結婚式の費用として利用することはおすすめできません。式の内容や日取り・演出をもう一度見直したり、両家の親に一時的に借りられないか再検討したりしてカードローンを利用せずに済む方法を探してみましょう。

例外として借入から1~2か月以内に完済できる見込みがある場合はプロミス・アコムなどの大手消費者金融の利用がおすすめです。大手消費者金融は初回限定で30日間無利息のサービスを行っていますので、すぐに返済できる見込みがある方はほぼ利息負担なしに借りることができるからです。

ただし、返済が長引くと銀行カードローンよりもさらに高い利息を支払わなくてはいけないため注意してください。

結婚式の日程を予定よりも遅らせる

入籍後にすぐに結婚式を挙げるのではなく一年ほど準備期間を設けてからの挙式も選択肢に入れましょう。結婚式というはっきりとした目標があると日々の節約も頑張れますので、二人で協力してこつこつ貯蓄しましょう。

おすすめの貯蓄方法は次の通りです。

  • 先取り貯金を利用する
  • 同棲を始める

給料日に5万円など決めた額を貯蓄に回すと日々の生活費を節約できます。会社で財形貯蓄制度があるようでしたら強制的に天引きされるため効果的ですが、一般的に財形貯蓄は一年以上積み立てないと解約できませんので式までの期間に注意しましょう。

また、お互いに一人暮らしをしているカップルは早めに同棲を始めれば一人分の家賃や光熱費を貯蓄に回せます。この場合も先取り貯蓄をすると効果的です。

結婚式後の生活も視野に入れて検討を

結婚式費用の支払いが厳しい時の解決策をご紹介しました。

周囲の人も楽しみにしている結婚式ですので、開催を諦めるのではなく日取りや演出を再検討して節約できる部分はないか考えてみてください。

ご祝儀をもらえば費用が足りる見込みの方は、式場選びの際に後払い可能な式場に絞って探しましょう。情報がまとまっている相談デスクでは希望に合った式場を探してもらうこともできます。

結婚式は特別なイベントですが結婚式後の新生活も大切です。豊かな新婚生活を行うためにも、結婚式に無駄な費用をかけていないかよく検討しましょう。